初見の花
日本固有種
初めて見るキバナアキギリです。
いつも見ているキソキバナアキギリと少し感じが違うと思いながら撮影していました。
家に帰ってから見比べてみると確かな違いがありました。
キバナアキギリと、キソキバナアキギリの違いは、
咲く時期以外はほとんど同じという定説ですが、
誰にでもわかる相違点があったのです。
その前にこの花の独特な花粉受け渡しのメカニズムを書いてみます。
花を正面から見るとまず目に付く濃い紅色の雄しべが見えます。
これは「仮雄しべ」といい本当の雄しべと連なっていて、
虫がこの雄しべを踏みつけて蜜を吸う、その時、
上唇に隠れていた雄しべが出てきて虫の背中に付く仕組みになっています。
花から出ている長い雌しべに飛び立つときに付くということです。
この仕組みを知った今、自然の素晴らしさに驚き、感動しました。
そしてキソキバナアキギリとの違いはこの「仮雄しべ」の色の違いです。
キバナアキギリは濃い紅色 キソキバナアキギリは白色またはクリーム色です。
葉の形の違いを挙げているものもありますが、葉は変化に富んでいてはっきりしません。
いろいろな方のネットを拝見しましたが100%仮雄しべの違いで間違いないようです
2013.08.25 長野県
2013.08.25 長野県
2013.08.25 長野県
濃い紅色の仮雄しべ。雄しべも少し顔を出しています。
キソキバナアキギリ 2013.06.13 岐阜県
白色の仮雄しべ
キソキバナアキギリ 2013.06.13 岐阜県
キソキバナアキギリ 2013.06.13 岐阜県
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