2013年6月30日日曜日

ラショウモンカズラ 2013野の花百景

山地の林内に生える多年草。
名前の由来は、花の様子を羅生門の鬼の腕に例えて付けたそうだ。
この花を撮影していて、ファインダーから見える花の姿は、
ほんとうに鬼の腕に見えてしまう。
そんな気味の悪い花だが、紫色の似合う重厚な花姿は、
他にない雰囲気を感じてしまう不思議な花だ。

2013.05.26 長野県

2013.06.02 長野県

2013.06.02 長野県

2013.06.02 長野県



2013年6月29日土曜日

シソバタツナミ 2013野の花百景

山地の湿ったところに咲く多年草。
高さ5㎝~15㎝と可愛らしいタツナミソウです。
葉も斑のはいたものからないものまで変化に富んでいます。
葉の裏も紫色を帯びたもの、そうでないものとがあります。
図鑑では毛があるものないもので名前が違っていたりしますが、
区別がつきませんのですべてシソバタツナミとしています。
タツナミソウの仲間では、一番のお気に入りです。

2013.06.12 岐阜県

2013.06.12 岐阜県

2013.06.12 岐阜県

2013.06.12 岐阜県

2013.06.12 岐阜県

2013年6月28日金曜日

ノイバラ 2013野の花百景

野原、道端に普通に生えている落葉つる性低木。
時期になるとよく見かける花ですが、思うような旬の花にはなかなか出会えません。
いつでも見られる。という思いで、関心の低い花でした。
今回何気なく近くで観察でき、清楚な白い花びら、おしべの黄色のしとやかさ、
こんなにきれいな花だったのに、今まで気づかず、ごめんなさい。 
そんな気持ちでカメラを向けた。

2013.06.15 長野県

2013.06.15 長野県

2013.06.15 長野県

2013年6月27日木曜日

カキノハグサ 2013野の花百景

日本固有種
東海地方、近畿地方の限られたところに咲く多年草。
私は東濃地方でしか見たことがない花です。
年に一度必ず訪れている山があります。
今年はいつもの場所のカキノハグサは時期遅し、もう散っていました。
ただ、今まで見たことのない場所でたくさんのカキノハグサに出会えました。
この山の環境はカキノハグサに合っているようです。
年々数を増やしているように思えます。
うれしい限りです。

2013.06.12 岐阜県

2013.06.12 岐阜県

2013.06.12 岐阜県

2013.06.12 岐阜県

2013.06.12 岐阜県

2013年6月26日水曜日

ハンショウヅル  2013野の花百景

去年出会った場所へ今年も出かけた。
姿が見えなくて、今年はダメかと思った。
他の草に隠れて見えなかったのだ。
草の間から顔を出している一つの花を手繰り寄せ、
姿を現した株は立派なもので一安心した。

2013.06.15 長野県

2013.06.15 長野県

2013.06.15 長野県

2013.06.15 長野県

2013.06.15 長野県


2013年6月24日月曜日

トリガタハンショウヅル 2013野の花百景

キンポウゲ科センニンソウ属の仲間。
カザグルマ、センニンソウ、ボタンヅル、ハンショウヅル等がある。
すべてツル性です。

2013.06.06 岐阜県

2013.06.06 岐阜県

2013.06.06 岐阜県

2013.06.06 岐阜県

2013年6月23日日曜日

ササバギンラン 2013野の花百景

白樺の林を散策した。
ササバギンランとベニバナイチヤクソウが多数咲いていた。
ササバギンランは背丈20㎝~50㎝ほどになります。
白い小さな花が木漏れ日の中でよく目立ちます。

2013.06.02 岐阜県

2013.06.15 岐阜県 

2013.06.15 岐阜県

2013.06.15 岐阜県

2013.06.15 岐阜県

2013年6月22日土曜日

カモメラン 2013野の花百景

初見の花
絶滅危惧ⅠB類(EN
冷温帯~亜高山帯の湿った林内に生える多年草。
小雨の中、林道を走っていると笹薮が途切れた小さな窪みに、
カモメランは咲いていた。
その数、軽く50株は軽く超えるような群落を作っていた。
翌朝、朝から日も照り5時に起きて長野県へ向かった。
日もよく当たり、車の通るような所でこの花に会えるとは考えてもいなかった。
深山の沢沿いで苔が生えていて木漏れ日にピンクの花が輝いている。
そんなイメージを持っていたカモメランです。
一つの株に付ける花は2個が標準のようだが、ここのカモメランは元気いっぱい、
ほとんどが4個。5個付ける健康優良児もいます。
盗掘を免れ、林道の縁で元気に咲くカモメランは奇跡に近いような気がしてなりません。
まだ数は増えるような気がしますが、これ以上増えればよからぬ人の目に触れ、
たちまち盗掘に遭い、全滅する恐れがあります。
どうかいつまでもこの場所で、そっと咲いていることを祈ります。

2013.06.16 長野県

2013.06.16 長野県

2013.06.16 長野県

2013.06.16 長野県

2013.06.16 長野県

2013年6月21日金曜日

コケイラン 2013野の花百景

別名ササエビネ
山地の湿った林内に生える多年草。
標高1500mほどの林内にも生えているため、
1か月半ほど、どこかの山で観察できる。
葉は細くて長い。1㎝ほどの小さな花を多数つける。
大きく写した花姿は凛としていて美しい。
20年ほど前、山地で見つけた思い入れの深い、最初の蘭です。

 2013.06.06 岐阜県

2013.06.16 岐阜県

2013.06.16 岐阜県

2013.06.16 岐阜県

2013.05.09 愛知県

キノクニシオギク(Kinokunishiogiku)

日本固有種 今年最後の花探索はこのキノクニシオギクの咲く伊勢方面です。 花期が年々遅くなり、今年は 12 月 05 日でも満開の花を見ることができました。 人の手が届かない断崖のキノクニシオギクは、野性味たっぷりで見応えありました。