日本固有種
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
この日はどうしても見ておきたい花が咲く岐阜県の山へ行ってきました。
標高630メートルほどの小さな山です。
頂上近くに咲くこの花を求めて、久しぶりの登山です。
急登も多く、77歳のこの身にはつらい登山でした。
何度も休憩をとり、3時間ほどかけて登り切りました。
岐阜県には、春に咲くママコナの仲間が多く有ります。
5月中旬に咲くシコクママコナ、標高300m 岐阜県
6月初旬に咲くママコナ 標高700m 岐阜県
5月下旬に咲くタカネママコナ 標高500m 長野県
そして今回見たタカネママコナは5月中旬には咲き出していたはず。
秋に咲くはずのママコナたちが、岐阜県では春から咲き出していることです。
岐阜県の中でも地域ごとの個体により咲く時期は違うようです。
もちろん、普通に秋に咲くママコナたちも多く有ります。
私にとっては、この不思議さがとても気になることで、面白くてたまりません。
さて、今回見たママコナは、ネットなどを見ているとタカネママコナとなっています。
訪れた時は、終盤に近く、咲き上がっていました。
見頃はあと少しという状態でした。
(秋に咲くこの花は5月中旬に咲き出し、7月中旬に咲き終りです。)
花の色から見てみると、見事に、これはタカネママコナだ。という個体もありますし、
シコクママコナに近い色合いもあります。
苞の歯牙も散見できました。
黄色の花をタカネママコナとする見解からすれば、これはタカネママコナになります。
中間型も多く有るのが、今の現状のようです。
2019.06.19 岐阜県
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